ムード歌謡みたいなジョン・コルトレーン「BALLADS」

ども、しげりんです。
突然ですが、今回もジャズです。

ジョン・コルトレーン(John Coltrane)のアルバム「BALLAD」(バラード)の紹介です。

John Coltrane Ballads





これってムード歌謡?

コルトレーンのあまりに有名なアルバム「BALLDS」の一曲目「Say it」を初めて聴いた時これってムード歌謡か?と思いました。



色気のあるテナーサックスとカラフルなピアノ。渋いけどムードありすぎ。

クラブ(銀座なんかにあるホステスさんいるほう、行ったこと無いけど)なんかで演奏されそうな感じだなって思いました。

 2曲目の「You Dont Know What Love Is」もメチャクチャ濃い演奏。すごい。



実はコルトレーンはこんな人

このアルバムでジョン・コルトレーンを初めて聴いた人はこの人はこんな演歌みたいな演奏をする人と思ってしまうでしょう。

ところがこれが全然違う。

これ聴いたあと彼の代名詞シーツ・オブ・サウンドと言われる音をシーツの様にちりばめてひたすら吹きまくるライブ盤なんかを聴かされたらひっくり返っちゃうかもしれません。



本当のジョン・コルトレーンは頭から湯気を出して(昔のビデオ見ると本当に出てる)テナーサックスを吹きまくり、周りがついていけなくなるぐらい激しい演奏をする人だったのです。まさに激烈な演奏という言葉が似合います。

人生の後半は吹きまくることで神を感じようとすらしました。
自分の音楽に常に満足することなう絶えす激しくチャレンジを続けた巨人でした。

コルトレーンは40歳という若さで肝臓がん亡くなってしまいましたが、終盤のフリージャズ期には凄すぎて正直ついていけません。理解するのは難しすぎ。

いっぱい飲みながら聴きたい一枚

で、話は戻ってこのアルバムですが、つまりは「あの激しいコルトレーンがスローバラードばっかり吹いてるう!」という驚きを狙った企画物だったのじゃないでしょうか。

だけどあまりのできの良さに名盤として世に残ることになったのだと思います。もともとバラードの演奏も好きだった人でもありました。

ジャズでも聴いて一杯飲んでゆっくりした人には本当にピッタリの一枚だと思います。

今晩聴いてみてはどうですか?

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1962年録音
Jone Coltran ts
Mocoy Tyner p
Jimmy Garrison b
Elvin Jones ds dr

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