イオンよ正月は休みにして父や母を家に返せ 二つの提言

ども、しげりんです。

現在コンビニの24時間営業の是非や外国人の就労問題が問われ働き方について議論されることが多くなっていますね。

働くことについて私は年末になるといつも思うことがあります。

小売店の元旦から営業】の文字を見ると「いいかげん正月くらい休めよ」って。
お正月に家族で過ごす風景

今回は小売り業、特に大型のショッピングセンターやモールの正月営業について考えてみたいと思います。最後に休業するための提言もしました。



量販店はそもそも正月に営業する必要があるのか


確かにお正月とはいえ休むことのできない仕事もあります。

インフラ関連、医療、警察消防などなど。本当にご苦労様だと感謝しています。

しかし小売り店、特に大型のショッピングセンターやモールが大量の従業員を働かせ、元旦から営業する必要があるのかについて甚だ疑問を覚えます。

今回この問題を考えるにあたり皆さんの考えをネットで少しばかり調べてみました。

「正月、休もう」などで検索すると、出てくるわ出てくるわ大変なことになっていることを知りました。

休ませろ、休め、店閉めろのオンパレード。正月営業は必要無いと考えている人がこんなに多いのかと安心すらしました。

だったら自分がブログの記事にする必要もないかとも考えましたが、いやここは仲間に入れてもらって前から思っていた事言わせてもらおうと考え、これを書いています。

多分、量販店やモールが正月に営業しなくても誰も困らないことは間違いなさそう。

餓死したり凍死する人はいないでしょう。

「どこも行くところないじゃん」という声は今から述べる理由から考慮する必要すら無いと思います。

お正月はお父さんお母さんを家に返せ


そこで働く従業員の方々の家族はどうしているのでしょう。

お正月ぐらい従業員の方々を家で家族と新年を迎えさせてあげるべきだと考えます。

長く働いている社員の方でもう何年も家族とお正月を過ごしたことが無いという人も多いことでしょう。

第一子供が可哀そうですよ。

お正月は毎年お父さんやお母さんが仕事でいない。そんなのがずっと続いている。尋常じゃありません。

小売り業ですから土日の休みはしょうがないにしても正月くらいは子供や家族と一緒に過ごしたいじゃないですか。

正月ぐらいはきっちり休んで従業員のお父さんやパートで働くお母さんを家で待つ子供のもとに返してあげるべきだと本気で思います。

代休として責任者の社員の人々は一月の後半にバレンタインデーなどの準備が終わると長期休暇をとることが多いようです。しかし子供は学校が始まっているしやはり家族と過ごすことはできないのです。

国民の休日に休める人はみんなで休む。小売店の従業員でも正月くらいはそうであるべきだと考えます。

静かで厳かなお正月を日本に返せ


中内社長時代のダイエー絶好調の時代に元旦営業が始まったように記憶しています(違ったらごめんなさい)。

その後各店に広がりイオンはじめ大型の量販店は軒並み正月の営業を始めました。

記憶をたどると、元旦の営業が始まった当時は「お正月から店やってるのか、これは便利だな」と確かに思いました。

しかしそれがいつの間にか当たり前のようになり、気が付いた時には日本から昔ながらのお正月が消えていたという、笑えないことになっています。

かって日本のお正月は静かでした。初詣の帰りに繁華街を通ってみてもみんな閉まっていてシンとしている。その感じがいつもと違う特別な日だと思わせてくれました。

ところが今ではどこに行ってもお店は開いているし、お正月はバーゲンセールの日になってしまい大騒ぎです。

福袋がいつのまにかバーゲンの商品になって飛び交っています。

お正月はバーゲンセールの日ではありませんし福袋は本来で縁起もので売り上げを稼ぐものではありませんでした。

なんで元旦の朝から行列して物を買う必要があるのかが理解できません。

言ってみれば大手の量販店が始めた正月営業が日本の静かに過ごす正月や厳かな文化を壊してしまったのではないかとすら私は思います。

量販店がお正月に休業するための二つの提言


しかし、今まで大きな売り上げがあるであろう三が日を突然休む事はできないかもしれません。

それではどうすればよいのでしょうか。二つ提言があります。

休業は家族、子供たちのためをアピールし点数を稼げ


新聞でもテレビでもいいから強力アピールしましょう。
弊社は社員とその家族のために、子供たちがお父さんお母さんと一緒にお正月をに過ごせるために、三が日を休業することに致しました。 お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を・・・
こんなの見て文句言える人はおかしい。

なんだったら社長が記者会見でもすればいいと思いますよ。

ワイドショーなんかはすぐに飛びつきますよ。マスコミでの露出すごいことになりますよきっと。

早いもん勝ちですよ。

みんな理解しますって。日本人は優しいから。おまけに好感度超アップ。

多分大半のお客さんは大歓迎しますよ。引いては今後の売り上げにだって通じるのは間違いない。

初売りは3日からでも4日からでもいいじゃないですか。

「お正月売ることができなかった分買って下さいフェア」開催


売り上げの落ちた分は2月とか3月の閑散期にセールをして取り戻しましょう。

題して「お正月売ることができなかった分買って下さいフェア」


全国全店一斉に行えばなかなかにいいイベントになることは間違いないでしょう。

社員を休ませたせいで売り上げが落ちたことをアピールしてお客さんに泣き付く姿勢で訴えればみんな行きますよきっと。しょうがない行ってやるかって。

日本人は優しいから。

ここで落ち込んだ売り上げを挽回すれば正月まで稼ごうとする必要はないでしょう。

従業員だってがんばりますよ。

最後に

お正月にゆっくりする三世代家族

これからは年中無休とか24時間営業などは時代遅れになっていくことでしょう。少なくともその風潮ははっきりと感じられます。

すでに一部の百貨店やスーパーが三が日休みを打ち出し、マスコミに大きく報道されています。

そういう企業は好感度もあがっているようです。

売り上げのために従業員に無理を強いてこのまま営業を続ける企業は人に冷たい企業だと思われ始めています。

便利がすべてでいつでも物が買えると標榜し必要のない時間まで社員を使い、店を開ける、こういったことが人々から見放されていく流れは止められないでしょう。


気が付いた時は遅かったでは死活問題ですよ。

どうです?イオンさん先陣切ってイッチョやってみませんか?
国民は「よくやった」と拍手喝采ですよ。

バシっと休んで静かなお正月を迎えましょうよ。

どうぞ岡田社長も正月は休んで下さい。

あっ既に毎年お休みでしたか。これは失礼しました。


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